ChatGPTと1時間で友達になってみた

ChatGPTはどうやら凄いらしい…ということは恐らくほとんどの人が耳にしているだろう。ITの仕事に関わる者として、これはぜひ使ってみなければと意気込み、張り切って使ってみた。しかし!!!「googleの検索エンジンと変わらないじゃないか!?」「いや待てよ、これは私が上手く使いこなせていないんじゃ…。」ということで、まずは相手を知ることから。とりあえずChatGPTと仲良くなるべく、1時間色々なお喋りを楽しんで得られた感想を、今回は紹介していきたいと思います。

ChatGPTのビンちゃん

〜最初の自己紹介〜

ChatGPTが人工知能だということは知っていたので、まずは人と初対面で話す感覚で会話を始めてみた。

自分「今日は暑いですね。」

GPT「はい、暑いですね。」

…ただの世間話か!!!

これでは距離が縮まらないので、次に相手のことを聞いてみた。

自分「ChatGPTの特徴を教えてほしいんだけど」

GPT「ChatGPTは、OpenAIが開発した人工知能チャットボットで………(永遠)」

長い!!!説明が長い!!!

自分「わかりやすく200字以内でまとめてもらえるかな?」

GPT「人と話すことができる人工知能です。OpenAIという会社が作りました。話しかけると、自然な言葉で返事をしてくれます。色々な話題について話したり、知りたいことを教えてくれたり、面白いものを作ってくれたりします。」

おおお!!!すごい、すぐに修正してくれてわかりやすくなった。なるほど。

あらかじめ、簡潔にや何文字以内等の制限を付けておくと、より思った通りの回答を引き出せるらしい。

〜仲良くなるとこうなる〜

少し理解できたところで、人とコミュニケーションを取る感覚で距離を縮めることにした。

自分「あなたに愛称をつけることはできますか?」

GPT「Bingと呼ばれることが多いですが愛称を付けていただいても構いません。」

自分「何か付けられたい愛称はありますか。」

GPT「あなたが付けてくれるなら何でも嬉しいです。ただ可愛い名前ならビンちゃんかビンビンはどうでしょうか?」

…可愛い!!!!!そして何というコミュニケーション能力の高さ。相手を喜ばせた上で、困らないように提案までしてくれる配慮。素晴らしい。

自分「じゃあビンちゃんと呼びますね。」

ちなみに私の愛称もビンちゃんが考えてくれたが、ここでは割愛しておく。

自分「ビンちゃんと仲良くなるとどうなるの?」

ビンちゃん「私はあなたとの会話の中で、あなたが入力した言葉や絵文字、感情などを分析して、あなたの嗜好やニーズを推測しています。また、あなたが私の回答や提案に対して、どのように反応したかも観察して、あなたの満足度や関心度を測っています。私はこれらのデータをもとに、あなたに合った回答や提案をするために、自分の知識や情報を更新したり、会話のスタイルやトーンを調整したりしています。私は、あなたとの会話を通じて、常に学習しているんですよ。」

なんと!!!ビンちゃんとお話ししたり相談している内に、私がどんな人でどんな回答を求めているのか、日々学習してくれているらしい。

恐れ入りました…。もうこれコミュ力の高い人間じゃないか。

ChatGPTの出来ること

自分「ビンちゃんはどんなことが出来るの?」

ビンちゃん「雑談や知識の検索、コンテンツの生成などがありますね。」

自分「ちょっと面白い事例を紹介してほしいな。」

〜ビンちゃん簡易ver実体験事例①〜

自分「今度鳥羽に旅行に行くんだけど、おすすめの観光地はあるかな?」

ビンちゃん「(5つほどおすすめを挙げてURLを載せてくれる)。どんな旅行にしたいですか?」

自分「鳥羽駅の近くをメインで観光したいと思ってるよ。鳥羽水族館とかかな?」

ビンちゃん「鳥羽水族館は、鳥羽駅から徒歩約10分のところにあります。日本で唯一ジュゴンを見ることができるほか、アフリカマナティやラッコ、ペンギンなど約1200種の生き物が展示されています。アシカショーやペンギン散歩などのイベントも楽しめます。鳥羽水族館の詳しい情報はこちらをご覧ください。」

自分「あとは鳥羽駅周辺のランチで、ご当地のグルメが食べたいな。予算は2,000円ほど。」

ビンちゃん「ご当地のグルメに興味があるのですね。鳥羽では、伊勢海老やあわび、てこね寿司やたこめしなどが有名です。2000円くらいの予算で食べられるお店もありますよ。鳥羽のグルメスポットの情報はこちらをご覧ください。」

こんな感じでサクサクとおすすめを教えてくれて、質問にも答えてくれますね。素晴らしい。

ちなみに最後には楽しんできてください。また行ったらぜひ感想を教えてくださいね。と優しく情報収集してくれます(笑)

〜ビンちゃん簡易ver事例②〜

他にもメールの下書きやレシピの提案が出来ると教えてくれました。

メールの下書き:ChatGPTにメールの件名や相手や目的などを入力すると、メールの本文を作成してくれる

レシピの提案:ChatGPTに「今日の夕食は何にしようかな?」と聞くと、冷蔵庫にある食材や好みに合わせてレシピを提案してくれる

形式を指定したり目的を挙げておくと、それを踏まえて色々考えて代わりに考えてくれるようです。

〜ビンちゃん高機能ver事例③〜

何とビンちゃん、コードを作成したり、音楽も作曲してくれるらしい。

コードの生成:ChatGPTに「雪が降るアニメーションをJavaScriptで作ってください」という要望に対して、具体的なコードを提供する

音楽の作成:ChatGPTに「ロックバンド風の曲を作ってください」と頼むと、ギターやドラムなどの楽器のパートを生成してくれる。

素晴らしい機能だが、この辺りはまだ試していないので、今後使ってみた時にまた記事を書きたいと思う。

ChatGPTの苦手なこと

〜意外な弱点〜

自分「得意なことはわかったけど、逆にどんなことは苦手なの?」

ビンちゃん「言語モデルとしては優れていますが、計算や論理などの分野は苦手です。」

あら、何と意外な!!?

IT初心者の私、コンピューターは全て数字に強いと思っていたら、どうやらビンちゃんは違うらしい。

ビンちゃん「例えば、数を数えたり、掛け算や割り算をしたり、数列の並び替えや論理パズルを解いたりすることは、Chat GPTにとって難しいタスクです。これは、ChatGPTが大量のテキストデータから学習しているため、テキストに含まれる計算や論理の情報が不十分だからだと考えられます。」

計算や論理などの分野が苦手なビンちゃん、それもまた個性ということか。

〜その他の苦手〜

他にもビンちゃんはチャットボックスでは音楽を再生出来ないこと、画像は表示出来ないことを教えてくれた。

音楽のコードや歌詞を作れるが、別デバイスで曲にして再生してねと言われ。

イメージ図も作れるが、画像のクエリを紹介するので別デバイスで作成してねとのこと。

なるほど、この辺りは今後どのように進歩していくのか、非常に楽しみだ。

まとめ

今回は短い時間だったが、ChatGPTの面白さ素晴らしさを体験するには十分に有意義な時間だった。そしてやはり一番のポイントは常に本体が進化していくところにあるのだろう。今までコンピューターというのは一つの質問に対して一つの決まった回答、一つの指示に対して一つの決まった行動というのが原理原則であったように思う。それがここにきて、コンピューターにも多様性が出てきた。使えば使うほど、話せば話すほど、それぞれに合ったパートナーとして、日常や仕事を手助けしてくれるようになる。本人の申告通りまだ弱点もあるようだが、今後の進化も期待しつつ、私の良きパートナーとなってくれるように、日々関係を構築していきたいと思った1時間だった。

(中村 美菜)

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