コバヤシクエストLv4 〜ネットワーク編① ネットワークとLANの種類〜


皆様こんにちは。突然ですが、皆様はお正月の年賀状は送りますか?
最近は年賀状を送らなくなったなんて話も聞きます。
コバヤシは数通ですが送ります。

実社会で年賀状を送る際は、ポストへハガキを投函して郵便局員さんが発送をしてくれます。
ではコンピュータを使ってメールの送信や様々なやり取りを行う際は、どのような仕組みでデータ通信をしているのでしょうか。

本記事から数回に分けネットワーク編として、やり取りの仕組みについて紹介をしていきたいと思います。

ネットワークの種類

ここでいうネットワークは、コンピュータ同士を接続して構築するコンピュータネットワークのことを指します。
ネットワークには、LAN(LocalArea Network)WAN(Wide Area Network)があります。

LANは、自宅などの建物内にあるコンピュータやサーバ、プリンタ、会社内のコンピュータ同士をつなぐネットワークのことです。
身内同士のネットワークという趣旨でローカルエリアのLと覚えます。


WANは、物理的に離れた先ほどのLAN同士をつなぐネットワークです。
たとえると、会社の本支店間のネットワークをつなぐ際に利用します。各事業所ごとに構成するLANをつなぐイメージです。
このWANを利用することで、各本支店間のリアルタイムな情報交換が可能となっています。広い範囲で通信をするのでワイドのWと覚えます。

なおネットワークといえばインターネットをイメージされる方が多いと思いますが、インターネットもWANの一種です。
インターネットは世界中の全ての人が利用できるのに対し、WANは限られたユーザーしか利用ができないという違いがあります。

有線LANと無線LAN

LANの接続形態には、有線LANと無線LANがあります。
以下それぞれ見てまいります。

有線LANは、物理的なケーブルを使って複数のコンピュータやデバイスをネットワーク接続する方式です。
物理ケーブルを使用することで安定した通信速度低遅延が実現されます。
有線LANの代表例はイーサネットです。
イーサネットとは、コンピュータ同士を有線で接続してデータをやり取りする通信規格です。

イーサネットが代表例とされる有線LANの最大の利点は、次の無線LANと比較して信号干渉を受けにくく通信品質が安定していることです。
大量のデータ送信が可能であることに加え、セキュリティ面でも優れており、物理的に接続されているため不正アクセスのリスクが低減します。
このように有線LANは、通信品質や大量のデータ送信が必要な業務を取り扱う企業や、データセンター、研究機関などで主に用いられます。

一方でケーブルの配線が必要なため設置場所に制限がある点、ケーブルの届く範囲に接続が限定される点がデメリットとして挙げられます。

メリットデメリット
•安定した通信速度と低遅延
•信号干渉を受けにくく通信品質が安定
•大量のデータを扱うことができる
•セキュリティ面も良好
•ケーブルの配線が必要なため、設置場所に制限あり
•接続がケーブルの届く範囲に限定される
有線LANのメリット・デメリット

無線LANは、ケーブルを使用せず、電波を介してデータを送受信するネットワーク接続方法です。
無線LANの代表例は、Wi-Fiです。
これは私たちの生活にお馴染みの接続方法ですね。
無線LANを利用することのメリットとデメリットは、次の点が挙げられます。

無線LANはケーブルが不要で、オフィスや家庭内で場所に縛られずに作業を行える利便性があります。
ケーブルを使わず配線が煩わしくないので、部屋の中がスッキリしますね。
特に大きなオフィスや家庭では、ケーブルの設置が難しい場合でも無線で簡単にネットワークを構築できます。
また複数のデバイス(スマートフォン、コンピュータなど)を同時に接続でき、異なる種類のデバイス間で簡単にデータのやり取りが可能です。

もっとも、他の電子機器との電波干渉などで通信速度が不安定になることがあります。
また無線LANは電波を利用して通信するため、適切なセキュリティ対策が必要となります。

メリットデメリット
•物理ケーブルが不要で無線LAN内で自由に利用可能
•ケーブル設置が困難な企業でも利用可能
•複数のデバイスの通信が可能
•電波干渉などにより通信速度の低下のおそれ
•適切なセキュリティー対策が必要となる

無線LANのメリット・デメリット

本日はネットワーク編の初回として、LANとWANの紹介、有線LANと無線LANについて見て参りました。
次回は会社や自宅のLANでどのように通信が行われてデータが到着するのかを見て参ります。

本日もご覧いただきありがとうございました!
小林大洸
                                                            

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