コバヤシクエストLv3 〜ソフトウェア編 ミドルウェアとアプリケーション〜

前回まで広義と狭義のOSについて見て参りました。
本日はソフトウェア編の最終回として、ミドルウェアとアプリケーションを取り上げます。

いやー、長かった。
コンパクトにしようと心掛けましたが、ソフトウェア編を一気に書き上げ腱鞘炎になるかと思いました。
軽率にソフトウェアを題材に取り上げようとした過去の自分を叱りたい 笑

それでは最終回も頑張っていきましょう!以下の図が本日の概要となります。

ミドルウェアアプリケーション
機能OSにはない機能を補完ユーザーに直接機能提供
データベース、Webサーバ MicrosoftOffice、iTunes

ミドルウェア

ミドルウェアは、OSとアプリケーションの中間に位置するソフトウェアで、OSには無い機能を補完しアプリケーションを稼働させる処理をします。
ミドルウェアの一例としてデータベースWebサーバが挙げられます。

データベースは、アプリケーションとデータベースの間でデータのやり取りを管理します。
これにより、アプリケーション開発者はデータベースの内部処理に詳しくなくても、簡単にデータベースにアクセスすることができます。

Webサーバは、クライアント(皆様のコンピュータ)からのリクエストを受け取って処理し、適切なレスポンスを返す役割を担います。
静的なコンテンツ(HTMLファイル、画像など)の提供や、動的なコンテンツを生成するためのバックエンドサポートも行います

そして、次に紹介するアプリケーションは、特定の用途に用いられるものやユーザーに直接的なサービスを提供する機能を持ち、個別具体的なユーザー側への機能を提供をします。
一方でOSは、およそコンピュータ全体を管理、制御するという点で汎用性の高い機能を提供をします。

このような個別具体的な機能を持つアプリケーション汎用性のあるOSとの中間的な役割に位置付けられ、データベースとのやり取りなどのOSにない機能を補完するものがミドルウェアの性質です。

アプリケーション

アプリケーションは、平たくいうと直接私たちユーザーに対してサービスの提供をするソフトウェアです。
その種類は無数にありますが、一例として下記のものがあります。

業務向けアプリケーションの例としては以下のものがあります。

  • オフィスソフト(例: Microsoft Office, Google Workspace)
  • 会計・財務ソフト(例: Freee)
  • 顧客管理システム(CRM)(例: Salesforce, HubSpot)
  • ERP(統合業務システム)(例: SAP, Oracle ERP)

個人向けアプリケーションとしては以下のものがあります。

  • ウェブブラウザ(例: Chrome, Firefox, Safari)
  • メールクライアント(例: Outlook, Thunderbird)
  • メディアプレーヤー(例: VLC, iTunes, Windows Media Player)
  • ゲーム

このように特定の用途で利用する業務ソフトから私たちの日常生活で利用するソフトまで、幅広い種類があります。
これらのアプリケーションソフトは、前回まで解説をしていたOS上で実行され、私たちに機能を提供します。
OSの環境が適合しなければアプリケーションの実行がされないという意味で、両者は密接な関係性にあります。


さて、数回に分けてソフトウェアを見て参りました。
私たちの持っているスマホやコンピュータの内部では、このような処理が行われているようです。
人間の活動にたとえると、ハードウェアは体で、制御や指示を出すOSやソフトウェアは、心や技術なのかもしれません。

人がテクノロジを考え、テクノロジが人の補助をする。
まさに心・技・体ですなーと、にっこにっこでご満悦のコバヤシLv3でした。

本日もご覧いただきありがとうございました!


                                                      小林 大洸

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